2016年08月20日

下流社会が、上流社会の24倍も占めていて、若者に夢のない韓国?



シンシアリー・室谷克実著 「韓国の下流社会」 (宝島社 980円+税)

韓国下流.JPG

この宝島社の新書版を紹介するかどうかで、迷った。
出版元は間違いなく宝島社。 ところが著者の紹介欄がどこにもない。
第一、シンシアリーという著者の存在すら怪しい。 外人だと シンシアリーという名のほかに必ずファミリー・ネームが付いているはず。 
それがないということと紹介欄がないということは、明らかに欠陥著書。「とてもじゃないが 紹介できる代物ではない」 と諦めていた。
しかし、書いてある内容は目当らしくて、「隣国の日本人としては、必読の書である」 と断言してよいほど‥‥。
おそらく、この著書は韓国側からの 「怒りの反応」 を怖れ、シンシアリーという 架空の名前を用いたものだと推測する。 内容は どこまでも宝島社の編集部で取材したもので、韓国に言い訳のために、わざと外人ネームを用いてのではないかというのが、私の憶測‥‥。

たしかに私の子供の頃は、中国や韓国の経済は閉塞状態で、子供ながらに平気で 「チャンコロ」 とか 「カンコロ」 という差別用語を使って、蔑視していた。
したがって 中国とか韓国が、声を大にしていつまでも 「日本の侵略戦略」 のことを言い続けるのは、ある意味では 当然のことであり、やむを得ない 「日本の業である」 とまで考えてきたことは、まぎれもない事実。
しかし、侵略戦争を仕掛けたのは何も日本だけではない。
あの紳士然としているイギリスやフランス、スペインをはじめとした ヨーロッパ各国、ならびにアメリカの方がはるかに侵略的であり、世界各国を欲しいがままに属国にしてきた。
その欧米の侵略からアジアを守りたいという動機が、日本にあったと考えてもおかしくはない。
日本の為政者が 「大東亜共栄圏」 を叫んだのは、必ずしも 本音ではなかったろうが、「すべてが虚実だった」 と 中国や韓国に言われ続けると、私のような ヘソ曲がりは、中国や韓国についてゆけなくなってくる。
たしかに先輩には、悪人もいた。
しかし、戦後70年以上にわたって、世界の平和を守り続けてきた 私どもまで、ゴッチャにされて批判され続けることには我慢ができない、というのが率直な感想。

さて、韓国の実態を調べるには、ウイキぺディアによる 「大韓民国」 によるものが、もっとも詳しい。
しかし、面積とか人口を調べるたけだと、下記の外務省のデーターが役に立つ。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/data.html
これによると、韓国の面積は10万平方キロメートルで、日本の約1/4で(26%)。 人口は2015年12月でこれまた日本の1/4の約5150万人。 失業率は前世期末には6%を超えていたが、今世紀に入ってからは一率で4%を切っている。
ところが、韓国の場合、「中産層」 がハッキリしない。 2015年の9月10日の京郷新聞の報道によると、2013年の政府発表では中位所得は月収220万ウォン (約22万円) になるという。 これだと中位所得はその50%となり、月収110万ウォン (約11万円) の月収で 「中産層」 になる。 これはおかしい。 韓国の最低賃金は時給4860ウォン (約480円) だから、月100万ウォン (約10万円) になる。 最低賃金が 「中産層」 とは信じられない。
調べてみると、韓国の納税対象者は約2000万人。 そして、約500万人は所得が少なすぎて 「未納税者」。 そこで韓国の野党が調査したしたところでは、韓国の中位所得者は162万ウォン (約16万円) までに下がった。 ともかく、韓国では月収10万円で中産層になるらしい。

日本に居ても聞こえてくるのは、「韓国ではサムスンなどの著名な系列企業に就職しない限り、どんなに頑張っても出世はできない社会だ」 ということ。
「なにしろ7%の人口が、70%の所得を独占している国だから‥‥」 というもの。
これが、事実かどうかが一番知りたいとろ。 ところが、そうした書込みは少ない。
出てくるのは、下流社会の現実ばかり。
韓国の大学の授業料は、日本に比べてもそれほど安くはない。 2015年の韓国教育研究所の調査によると、4年制の私大の平均的な年間学費は、人文社会系で64万円。 自然科学系で77万円。
工学系で83万円。 医学系で100万円程度らしい。 
しかし、これ以外に寮費や研修費、留学の費用もかかる。そして、最近では就職のために各種専門学校に通う学生も増えてきているというから、その費用もバカにはならない。
問題は就職。 2015年の数字で大卒者の4人に1人はニートだという。 
つまり30歳までは働けないというのが当り前で、20歳で働けるというのは富裕層‥‥つまり、良家の子女に限られているという。
韓国保険研究所の発表によると、親と同居する25歳以上の未婚の子供は1985年には9.1%に過ぎなかったが、2010年には26.4%と、実に3倍近くも増加している。

韓国には、「38線、45定、56盗」 という言葉がある。
これは 「38歳で早期退職して、45歳で定年退職、56歳で職場に残っているのは給料泥棒だ」 という意味だという。 ともかく定年が早く、コンビニでは30歳を過ぎるとクビにされるという。
これだと、親の元でいつまでも安楽に暮らす訳にはゆかない。 日本の最近の労働環境も悪化してきていると聞いていたが、韓国の方がはるかにケタタマしい。
そして、会社をクビになっ人々が自営業としてはじめるのが、チキン屋だという。 韓国の自営業というのは、なけなしのカネで始めるから、最初から労働条件などは無視している。 したがって、こうした中小企業が大きくなったという例はほとんどないらしい。
そして、摩訶不思議なことに、こうした貧困層が増え続けても、韓国では絶対に暴動が起らないという。 そして、対日環境は日毎に悪化してゆく一方。 その不思議さがの回答が、この本を読んだだけでは得られない。

韓国人は、アメリカのビザを取ることが一生の目的だと本著では語っている。 優秀な子供は、親にアメリカ国のビザをプレゼントする。 
ともかく誰1人として、子どもや孫を韓国で育てたいとは考えていない。 2年間の兵役も厳しいものらしい。 その2年間の間に、兵役にいったすべての男たちは恋人を失ってしまうらしい。
2015年の離婚率が47%と、半分に迫る勢いだというから怖い。
この著書を読んでいると、韓国の若者に心から同情したくなってくる。




posted by uno2016 at 12:38| Comment(1) | 技術・商品情報 | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

先日、空調・換気の新モデルを拝見‥‥不明な点はあるのだが?



お盆休みの真っ最中。
お盆の直前に、元ユーロハンズの社長で友人の小川氏に、横浜の創建社が開発して引渡し直前のK邸のモデルを案内していただいた。
ご案内のように創建社というのは約1年前に自宅を横浜に建て、以来超高気密住宅に特化して、約一年以内に7戸の超高気密住宅のみを受注している先鋭起業。
年間最低2桁の超高気密住宅を受注しない限り、メーカーから直接に資材が供給されないことを知って、必死になって受注の開拓と仲間づくりに努力している、なかなか頼もしい会社。
創建社がQ値0.9W以外の受注には、よそ見をしなくなったのは立派。

外観.JPG

案内されたのは、横浜神奈川区の片倉町の現場。
正南北の土地が西側にねじれていて、間取りを南北に長く建てたので、11 時以降は東正面の大きなガラスに陽が当らないのが残念。 いわゆる午後になると、正面が霞んで見える。
しかし、この家の空調・換気に関しては、長年地下鉄などの開発に勤しんできた 小川氏の技術が万遍なく活かされている。
ただし、車両などでは、どこまでも温度が基本。 私のように湿度から入った者には、氏の理論を完全に吸収するのには時間がかかる。

ご案内のように、私は夜は28℃でも、相対湿度が43%であれば安眠できる方。 絶対湿度が11グラム以下であれは、多少温度が高くても気にならない人。
そして、このお盆の最中の日中でも、温度が26℃であって、相対湿度が47%以下であれば、絶対湿度は間違いなく11グラムを切り、場合によっては10グラムも切ってしまう。 この方が快適であり、気も心もなごむという輩。
冬季は相対湿度が30%でも良いと考える口。
しかし、相対湿度が30%を切ると、ご婦人の肌が荒れるというので不評。 このため室温は22~23℃で、相対湿度は38~40%、絶対湿度は7グラム前後を原則としなければならない。
これが、私が唱えるところの相対湿度と絶対湿度の関係。

ところが案内された新居は、予想以上に寒かった。
温度は22~23℃程度だったと思う。 新居で温度を慣らすためにわざと低温にしていたのだろうと推測するが、私の身体は途中で完全に音をあげていた。
それと引越前のために、部屋には吸音出来る荷物がほとんどない。 一部に布のブラインドシャッターが掛けられていたが、床がウッドフロアーのために吸音不足で、耳がガンガンと響いて話の内容が良く聞こえない。 とてもじゃないが長居の出来る環境ではなかった。
私は 多くの邸宅を提供してきたが、このように騒音がうるさく感じた住宅は、少なかったように思う。 やはり、在来木軸工法の場合では 間柱が細く、ドライウォールの吸着度が低いためではないかと 考えてしまった。

14ミリダクト.JPG

さて、問題はこの住宅の空調・換気。
驚いたことには、空調用のダクトと、冷暖房用の太いダクトが別々に配置さりれていたこと。
しかも、両方ともスパイラルダクトで‥‥。
このスパイラルダクトの径は150ミリ。 私が多用してきたダクトは、これに50ミリ厚のロックウールを断熱材として巻きつけて、径は250ミリ。 これが半分以下の20ミリ厚の断熱材にかわり、径は190ミリと6センチも小さくなっている。
それだけではない。 なんと丸三製紙が開発した 「セーフティダクト」 というのは、厚みがたったの12ミリで、従来の50ミリ厚のロックールに匹敵する断熱性能が得られるという。
ということは、従来の250ミリ厚の径が、たった178ミリ厚のダクト径で間にあうということ。
もちろん内部はスパイラルで、写真のようなコーナー金物付きである。
このセーフティダクトは、冷暖房用の全ての空調ダクトに採用されている。
ただし、k邸では設置されているのは冷房オンリーで、加湿用のスペースは十分に用意されているという。
そして、この空調ダクトに併行して換気スパイラルダクトが併用される。

ここで問題になるのは、冬季の加湿用システム。
ヨーロッパは、冬季が雨期。 毎日のように雨や雪が降り、雨がなくても終日曇ったまま。 冬季に快晴という日は皆無と考えてよい。 したがって、ヨーロッパでは日本のような冬季の異常乾燥という事態は考えられない。
ダイキンは、世に初めて透湿膜という製品を世に問うた。 ただし水道水には塩素が加えられていて、透湿膜は早かれ遅かれ、塩素で埋められてしまう。 このため、ダイキンではいち早く空気中の水分で加湿を補えるデシカを開発して問題の多い透湿膜の生産中止を決めた。
困ったのはダイキンの透湿膜制度に踊らされて、デシカ以前にシステムを購入させられた施主。
有難いことには、ダイキンに続いて 透湿膜を開発してくれた三菱。 たしかに 塩素問題は未解決だったが、透湿膜による加湿問題は解決された。 これに対して東芝は、三井ホームの言うなりに開発したくれるが、透湿膜についての実績がない。 いかにも、後で取り付けられるられるようになっていても、どこまで信用してよいかに疑問視する向きも。
それほど、冬季の加湿問題は難しいと考えてもらいたい。

さて、創建社のシステムで、一番安心出来るのは、スウェーデンのシステムエアの顕熱交が安心して使えるということ。
ご案内のとおり2年前にユーロハンズが倒産して、システムエアーの窓口はなくなった。 これでは不便だと言うので、「小川君がいないと旨くゆかない」 ということで、今年に入ってシステムエアーが出資して、輸入企業を設立して、小川氏を取締役に選出したと聞いた。
つまり、システムエアーの顕熱交が、今まで通り簡便に使えるらしい。
つまり、一条工務店に代表される国内メーカーのビル用の全熱交ではなく、住宅用に開発されたスウェーデン社製品が、手ごろな価格で採用出来るようになってきた。 これは、大変に喜ぶべきことだと私は思う。
下の写真は、階段室の上半分を使ったシステムエアーの熱交換気の外部 (遮音のためにサイレンサーダクトを使用している) と、顕熱交換機の内部。

システムair外.JPG

システムair内.JPG


吹出とエアコン.JPG

さて、このシステムで意外に感じたのは、写真のような特殊な天井埋めこみ式吹出口を開発していたこと。
ご案内のように、私は各メーカーの天井埋めこみ式吹出口にはコリゴリ。 冷気や暖気がモロに落ちてきて、お世辞にも 「快適だ」 とは言えない代物ばかり。
しかし、この特殊な室内吹出口には、2つの特徴がある。
1つは、換気と空調氣の出口が別々になっていること。 これには、心の底からビックリさせられた。
もう1つは、吹出口の真下に行っても、全然風を感じなかったこと。
これには降参。
「この特殊な吹出口なら、いくつでも天井面についていても許せる」 と感じたほど。
それほど衝撃的。

なお、この写真では良く分からないが、集成材の大きな梁の直下についているのが、東芝製のビル用空調機。 この空調機で、冬季の暖房と夏季の冷房と除湿を行う。 ただ、換気と冷暖房のスパイラルダクトとセーフティダクトが、平行に走っている点が、この写真では実感していただけないのが残念。 
別の機械に、改めて紹介したいと考える。


posted by uno2016 at 08:07| Comment(0) | 技術・商品情報 | 更新情報をチェックする

2016年08月10日

暑い毎日が続きますね。 温度より湿度が気になる今日このごろ‥‥。



このところ、毎日が35℃を超える日が続いています。
ご存知の通り、私は 事務所とかお客の家は 100%近くにセントラル空調・換気システムを採用してきた。
しかし、我が家は残念ながら公団住宅の3LDK。 北側の6帖弱の部屋が私の事務所兼寝室。 1日中陽が入らず、90%はこの部屋から1歩も外へは出ない生活。 1年中玄関の鋼製ドアには40ミリのウレタンを張っている。 北側のアルミサッシは残念ながらダブルではなく、ましてやトリプルではない。 このため、冬季は開口部一面に40ミリのウレタンを張っての生活。 当然ガラス面には結露が生じる‥‥。
奥さんは南の2LDKを独占。 私は食事以外の時は、この領域を犯したことはない。
南側の1部屋は奥さんの物置きとして使われており、私の一切は北側の6帖間に納まっている。 最近は めったにゴルフもやらないので、クラブはベランダで錆びて放置されたまま。
と言うのは、奥さんはかなりの寒がり屋。 この暑い夜でもクーラーを付けることがなく、扇風機だけでの生活でも苦にはしてはいない様子。
これに対して、私は大変な暑がり屋さん。 6月から温度ではなく、相対湿度が高いと眠れない。 このため、夜でも室温は27~28℃で、相対湿度は40~50%でないと快眠が出来ない困った人種。
この相対湿度を保持してくれるのは、間違いなくダイキンのデシカ。 ところが高くて簡単に手に入らないので、毎日 温湿度計と睨めっこ。

そんな私だから、住宅の第一線で働いていた時から 「温度ではない。 相対湿度こそが 快適度を決める」 と公言してはばからなかった。
そして、賃貸住宅ではセントラル空調・換気システムの採用はムリと諦め、南側の奥さんの部屋と北側の私の部屋には それぞれ空調機が付いている。 南側の奥さんの部屋には当然のこととして、クーラー用の穴が事前にRC造に設けられていたが、北側の私の部屋にはそれらしき穴が最初からなかった。 このため、開口部の寸法を測ってゆき、何とか開口部に収まるクーラーを探すしかなかった。
それに、私は昔からクーラーの風が大嫌い。
毎日、肉を常食している欧米人だと、多少の風が当っても馬の面にOOで済む。 ところが繊細な神経を持っている日本人には、5月と10月を除いて外気がジカに当るなどはもってのほか。 私の場合は、入ってきた風をビニールでサッシ沿いに北側の壁を舐めてから、室内へ拡がるように工夫している。 問題はそのビニールに夏季の間中 結露が生じること。 1日に5~6度は、テッシュで拭かねばならない。これがなかなか面倒な仕事。

すでに1年以上も前に 書いたことだが、ドイツ・ミュンヘンの郊外に、60棟ばかりの戸建住宅が建てられたモデルハウス展示場がある。 その展示場を視察して回って見てビックリした。 ともかくクーラーを置いたモデルが1つもない。 ほとんどのモデルには、サッシの外側にはブラインドが付いているが、クーラーは1つも見かけなかった。
ヨーロッパそのものが、「冬季は雨期で、夏季は乾季」。 ドイツ以北では クーラーがなくても外ブラインドを閉めるだけで快適な生活が可能なことを物語っている。 温暖化でどうなるかは断言できないが‥‥。
つまり、ヨーロッパには、日本のような 「冬季の異常乾季と、夏季の異常なまでの高温多湿が皆無」 である。 このことを等閑視して、ヨーロッパのデザインやシステムを そのまま日本へ持込もうとすると、とんだクレームを持込むことになる。
私のように夏の冷房期間中、日に5~6回も結露水に悩まされるなどということは、北欧では絶対に考えられない。 たしかに、北欧で使っている 「スパイラルダクト」 は、素晴らしい。
だが、温度差が高い住宅や気密性の低い住宅に採用したなら、後々クレームで泣かされることになりかねない。

IMG_8952.jpg

日本では、10数年前よりアメリカで開発されたフレキシブルダクトが一大ブーム。
それまでは、亜鉛メッキ鉄板などを4角に加工して、断熱材など纏った角材が ビル用や住宅用のダクトとして使われていた。 それがフレキシブルダクトの登場で一新されてしまった。 とくに 住宅用でセントラル空調・換気システムが普及してからは、このフレキシブル・ダクトシステムが不可欠と考えられるようになってきた。
今までのように、換気と空調が別々のシステムであれば、スパイラルダクトとかプラスチック系統のダクトでも十分に効果的であった。 しかし、空調・換気のほかに除加湿という新規の 機能が加わったことにより、断熱とか結露防止という機能が問われてきている。

とくに強調しなければならないことは、ヨーロッパのシステムには冬季の加湿機能が、まったく考慮されていないものが多いということ。 ムリもない。 ヨーロッパは冬季が雨期で、やたらに湿度が高い。 この高い湿度を如何にして外壁の内部へ入れないかが、ホームビルダーの力量と評価されている世界。
過乾燥の日本の冬季でも、そんなに多くの加湿能力は必要ではない。 しかし、最低でも 40%の加湿力は欲しい。
ただし、最新の北欧系のシステムの中には、室内は スパイラルダクトを使用しているが、外部と連結する部分には断熱材を巻いたフレキシブルダクトを、混ぜて採用している例が 目立つようになってきている。 これは、歓迎すべき 「ごちゃ混ぜ論」。

しかし、未だに換気と冷暖房はどこまでも別系統だと考えているところもある。
その代表例として、一条工務店を挙げることが出来る。
同社は、暖房はどこまでも床暖房。 i-smart においても、床暖房を崩す考えはないようだ。
最新の 「i シリーズⅡ」 型では、Q値は0.51W/㎡ k を明示している。「Q値が 0.7W/㎡ k を超えた高性能住宅では、床暖房など必要ない。 ムダな2重投資にすぎない」 と素人の私は考えるのだが、一条工務店は暖房は床暖房に限り、夏季は適当にクーラー設置する手だけで十分だと考えているように見える。
しかも、換気はダイキンの全熱交を使用している。 このため、浴室やトイレの排気は 私の知っている範囲では、特別に部分排気を採用して、タレ流し。 欧米では、「排気は台所、浴室、トイレ、ペット室など空気が汚れた場所から24時間連続運転ですることが必至。 このために換気は顕熱交を用いなければならず、全熱交を用いるのは絶対にダメ」 と強調している。
もっとも、建築基準法では10数年前に機械による換気装置を設置すること」 を義務付けているが、欧米のように 「顕熱交でなくてはならない」 とか 「ダーディソーンからの24時間排気」 を謳っていないために、一条工務店のシステムは、法律上違法ではない。

それどころか、最近では 「熱と水分は 移動できるが、CO2、CO、臭いなどは移らない」 というダクトが開発され、多用されるようになってきている。
こうした新商品がどこまで信用して良いのか、あるいは欧米の顕熱交独善論が間違っており、日本のビル用全熱交を、住宅用として住宅に採用することが正しいのか‥‥こうした諸点について政府の正しい判断を示して頂かないと、一歩も前へ進めないというのが現実。
そして、冷暖房の空調とは完全に切り離して一条工務店の換気システムが独立している。
このため、各室への給排気量はセントラルシステムで、キチンと計画されている。 したがって
換気ダクトの径は太くて60ミリ程度。 これが、セントラル空調・換気+除加湿システムだと断熱材を纏ったダクトの径は150ミリとなってしまう。
細い径だと、時折消費者から、「換気の音が五月蠅くて 我慢が出来ない」 というクレームの声を耳にする。 細い換気ダクトが、そのようなクレームを発生しないように、細心の注意をメーカーに促して行きたいものだと思う。


posted by uno2016 at 18:57| Comment(1) | 技術・商品情報 | 更新情報をチェックする
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