2016年09月19日

岩波新書から出版された祖田氏の 「鳥獣害」 は、大きな話題に !



先週、「独善的週刊書評」 で紹介した、祖田修著の岩波新書の 「鳥獣害」 の反響の大きさに、正直なところビックリさせられた。
私も、まさか日本の農村のかなりの部分で、これほどの鳥獣害に 悩まされているとは、「寝耳に水」 状態だった。
たしかに、本著では京都だけではなく、日本全国の鳥獣被害の実情が報告されている。 それをどこまで信用して良いのか分らず、混乱状態に陥った‥‥のが現実。
私は、富山県の南部の出身。
しかし、私が医王山麓の福光や福野で育ったのは半世紀前。
そして、東京の大学へ入るという目的はあったものの、田舎から飛び出してきた1人であることは間違いない。
その頃は、鳥獣害は無視して良いほどだったと思う。
それが、半世紀たった現在の実態が、まったく分からないで困っている。

それだと、「簡単に田舎へ電話して聞けば 良いだけではないか」 と言われるが、常日頃 古い友達とは没交渉になっている。 田舎も 親兄弟も死んで、代が変わってきている。 電話が出来る相手が、簡単につかまえられない。
ということで テンヤワンヤ。
中間山間地は別にして、私の田舎までが 鳥獣の被害が蔓延しているとは 考えにくい。
というのは、確かに多くの若者が高度成長期に田舎を捨てて、都会に出てきたのは事実。 そして著者が言うように、田舎の高齢化が一気に進み、「鳥獣を追いたてる人間が少なくなっている」 ことを認めるにやぶさかではない。
だが、普通の町まで鳥獣がのさばり、収集がつかなくなっているとは信じられない。
もし、それが事実だとしたら、もっと地方紙が大きく取上げているだろうし、地方のテレビで 大きな話題になっている筈だと思うから‥‥。

しかし、潜在的な問題であったにしても、戦後の 過剰な復員軍人とか、満州などから帰国を余儀なくされた人口を、抱えさせられた中間山間地。
そこから余剰人口か減って、鳥獣が威張りだしていることは容易に想像できる。
しかし、ある時点を過ぎると、鳥獣の被害が急速に進むということは、想定内の出来ごと ではなかったか‥‥。
それが、想定以上の異常な状態にまでなってきているというのが、著者の言い分。
たしかに、著者が体感した範囲内では、想定外のことが多発している。
田舎の農家が野菜づくりを諦めて、野菜を購入する農家が 爆発的に増えているというのが、その代表例だろう。
まさか、農家が野菜を作れない事態が起ろうなどとは、考えたこともなかった。
それだけ、根が深い問題かも知れない。

最近、老後を田舎で野菜づくりなどをして、悠々自適に暮らしたいという人が 目立って増えてきている。 そして、この傾向は 何も老人に限ったことではない。
農林省の調査によると、若者による田園志向が増大してきている。
その基本にあるのは、コメづくりではなくて野菜づくり。
その肝心の野菜づくりが否定されるということになると、若者による田園志向は どこまで持続できるのだろうか‥‥。 まさか、「無」 になることはなかろうが、かなり減ることは 間違いないと断言出来る。
現に私は、セソコ マサユキ著の 「あたらしい移住のカタチ」 という著書を 独善的書評欄で取上げるつもりで準備を進めていた。 大都市から全国へ移住する10例を取上げた面白い企画。
しかし、その半分くらいが、場合によっては 「野菜づくり」 で行詰るかもしれない と分り、急遽、連載を中止した。

また、赤峰勝人著の 「食の命 人の命」 も連載を中止した。 もっともこの著作は、著者が大分県で 「無農薬、無化学肥料」 と、自然海塩の活用で、新しい農業の確立に 努力した点は買えるが、陰陽とか宇宙の法則などという自己流の訳の分らない 論理を展開し、自社農園のPRのみに力を入れている点が連載をやめた主因。
自分の存在意義をしっかり理解して、もっと学者先生などを立てて、「無農薬・無化学肥料」 と自然海塩の普及に力を入れるべき。 そうでないかぎり、折角の 「食の命 人の命」 の好著は、永遠に浮上することはなかろう。




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2016年09月15日

三井ホームが8月に打った全面広告から学ぶべきこと。



ご存知のように、約1ヶ月前の 8月19日付の日経新聞の10面に、三井ホームが 「震度7に60回
も耐えた家」 という全面広告を掲載した。
日経新聞以外にも、朝日新聞や読売新聞などにも、全面広告を掲載していたのだろうと思う。 ただし私は、日経新聞しかとっていないので、他紙に どのような広告を打っていたかは、残念ながら知らないし、あえて知ろうとは考えない。
どこまでも、日経新聞に掲載された全面広告を大前提に話を進めてゆきたい。

三井ホームは、今年の4月につくば市の建築センターで、ツーバイフォー工法で6階建の2時間耐火造という住宅を建て、皆を「アッ」と驚かせた。
それまでは、大型の老人ホームなどに1時間耐火が求められているのを見て、私はビックリしていたのだが、6階建の2時間耐火には、想像以上の性能が‥‥。
内装下地には補強タテ枠のほかに、21ミリと厚い強化石膏ボードが3枚も求められている。
それぐらいで驚いてはいけない。 なんと2階から6階までの床の構造体が全部異なっているだけではなく、床にも21ミリ厚の強化石膏ボードが、2枚も求められていた。 この仕様を見て ビックリしない方がおかしい。
そして、木造で6階建を考えることそのものが 間違っていることに気付かされた。
RC造で半地下と1階を建て、木造部分は2~3階部分だけにしてゆかないと、コスト的にツーバイフォーの木構造は 絶対に採算が取れない。
この推定の可否は別にして、木質構造で6階建を建てるメリットが1つもない。
もっと謙虚にRC造の良さを認識し、「防火性とか耐震性はRC造に任せ、ドイツのように 外断熱で断熱性能を稼ぐしかない」 と私は痛感した。

私の考えを押売しょうなどとは、毛ほども考えていない。
ただ、4月の三井ホームには正直言ってがっかりさせられたが、8月の三井ホームの提案には 心底から感動させられた。
それは、三井ホームが震度7という過酷な条件下で、「延べ60回と言う耐震実験を行い、見事に震度7に耐えられる住宅を得た」 という事実。
熊本地震で最大の関心事は、最初の震度7では倒れなかった在来木造住宅が、2度目の震度7には耐えられず、倒壊した例が余りにも多かったこと。
このことは、単に在来木造の出来ごとではなく、ツーバイフォー工法住宅にも 言えるのではないかという不安に悩まされた。 そのための資料集めに奔走したが、協会本部もきちんとした資料を持っていなかった。

話は、40年以上も遡る。
ご存知のように、日本ホームズの前専務が中心になって、当時の新大久保駅前にあった 建妍の空地で、アメリカから3人の大工さんを呼んできて、「ツーバイフォー工法の建て方実演」 を行う計画を立てた。 NHKが朝のテレビで 事前に取上げたということもあって、この建て方実演は大変な人気を集めた。
建てられた実大住宅の耐震試験を行ったのは、明大の杉山研。 すべて日本ホームズの前専務が用意し、ホームビルダー研が実験結果発表の場を用意した。
その内容は驚くほどのもので、日本の在来木軸の性能は はるかに超越しており、RC造に迫る耐震性であった。
欧米でオープンとなっているツーバイフォー工法を、地震の多い 日本で活かさないのはおかしいということで、数社が杉山研で実大試験を行った。
その実態を、杉山先生から聞かされていたので、他社がやったことのない実大試験を ホームビルダー協会としてお願いすることにした。 それは群馬のヨシダが、大きなオープンスペースの中にプールまで用意した 「人魚の里」。
全棟で50戸弱だったが、新しい開発手段が 人気を呼んで、あっという間に完売。 この人魚の里で売出中のツーバイフォー住宅を、ヨシダではまぎれもない実大実験棟として提供してくれた。

当時の実大実験というのは、建てられた住宅の2階床部分を引張って、外壁の傾しむ具合を見て強度を計測するというもの。 したがって、分譲地の中に、約2メートル角、高さか約3メートル程度の鉄筋の塊のコンクリートが埋め込められて、これを軸にして建造物の2階床部分をヨコに引張って外壁の傾斜度を計測する。
当然、人魚の里の建物も、ヨコに引張られて倒れるものと誰もが考えていた。
ただし、この住宅は実際の分譲用で、全体に小振り。 しかも内壁や天井には石膏ボードが張られていて、やたらに強度があって簡単には倒れそうにない。
このため、杉山研の若い研究者は、やたらと圧力をかけて建物を倒壊させようとした。 そしたら想定外の事件が発生した。
なんと、軸になるように地下に埋設していた コンクリートが浮上がり、建物を倒壊することなくして、実験を中止する破目になった。

この報告を聞いて、ビックリしたのは杉山先生。 まさか、軸になる鉄筋コンクリートの固まりが抜けて、実験が中止せざを得ないとは考えていなかった。
「いゃー。 今までツーバイフォーの実大実験は、何度となくやってきた。 しかし、内部に石膏ボードを張った住宅が、こんなに強いとは想定外の出来ごと。 実質的に8倍の壁倍率を挙げたいところだが、まさか実験施設が破損したので実験が不可能になったとも書けないので、4~5倍の壁倍率で我慢をしていただくしかないが‥‥」 と、大変なあわてぶり。
そして、実験に供された住宅はなに1つ被害を受けていないので、そのまま販売することが容認された。 これは、画期的なことだと私は叫んだ。
これを聞いたある先生は、「石膏ボードを止めているクギは、リング付きではなく、通常のGNF40だろう。 相手が石膏ボードだから初期強度が出ただけではないかな‥‥。 長年のうちにGNF40の効力は落ちるのではなかろうか‥‥。 合板を止めているCN50も、そのうち強度が落ちてくる可能性も否定は出来ないし‥‥」 という意見が出されてきた。
つまり、「各種ボードやクギの長年の耐久テストが絶対に必要」 という口振り。
この意見には、私もとまどった。
正直なところ、「耐久テストをやり、その結果を添えればよいのだろう」 と分かったが、なにしろ貧乏な協会。 そんな耐久テストをやれる予算がどこにもない。
このため、ツーバイフォーを構成する各種ボード類や、クギの強度については、長年にわたり私の課題として残されてきた。

そして私が、中越地震で見た在来木軸では、外部に張った構造用合板が、通し柱の折れるのを支えていて、大変強力な味方になっていたことが分った。
しかし、震度7の川口町では、内壁には14センチの半分の7センチのスジカイが入れられていて、このスジカイはすべて強力な圧縮力を受けて面外挫屈を起し、あらゆる石膏ボードを綺麗に吹き飛ばしていた。 どの家も、内装壁がないのだ。
これを見て、私はスジカイ工法そのものに疑問を抱き、構造用合板と言う面材こそ、地震から木造住宅を守るポィントだと知った。 しかし、私ごとき者がいくら知ったところで意味がない。
杉山先生にオーソライズしていただかないと、世に知られてルール化されることはない。
私は、病気見舞いを兼ねて、杉山先生に会える日を待ち望んだ。
しかし、2005年の春に、杉山先生は帰らぬ人となられた。
先生の死が、どれほど木質構造体にとって痛手であったかについて、いまさら 書くまでもなかろう。 以来、私は後ろ盾を失い、無用の長物になってしまった。

こうした背景があったからこそ、8月19日の三井ホームの全面広告は意義を持っていた。
ともかく、震度7の地震を60回も続けて行った。
加振最大加速度は5115ガルだったという。 熊本地震は1580ガル、東日本大震災では2933ガル。
阪神・淡路では891ガルにすぎなかった。
震度7の烈震強度を、60回も住宅に与え続けて、何一つ被害を受けなかったということは、私が心配していた 「各種ボード類やクギ穴が劣化して、効力が落ちることをそれほど心配しなくてもよい」 ということを意味していてくれることではなかろうか。

いまこそ、晴れた気持ちで、「ツーバイフォー工法の耐震性に、安心していただきたい」 と、声を大にして叫ぶべきではなかろうか。


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2016年09月10日

「マグネチュード」より「震度」がポイントになる消費者と地場ビルダー (下)



前回、中越地震では確かに若干だがツーバィフォー住宅もある。 小千谷に住むある施主は、耐震性の高い工法として、次のような評価で表現をしていた。
「1は間違いなくツーバィフォー工法。 2~3がなくて、4にスーパーウォール工法!」 と。
その施主は、長岡市や小千谷に建てられていた ツーバィフォー住宅の被害状況を自分の眼で確かめて、そう断言していた。
しかし、私は長岡市や小千谷のツーバイフォー住宅は、残念ながら見ていない。
私が見たのは、どこまでも魚沼市に本社があるトピアホームが建てた 六日町から十日町にかけての震度5~6のスーパーウォールであり、川口町の震度7の烈震地で、渡部建設が手掛けたスーパーウォール工法でしかない。
しかし、震度7の川口町の繁華街では、それほどひどい被害は見当たらない。 たしかに 家の中に1歩入れば、30%程度の大きな被害を受けていた。
私を案内してくれた渡部建設の渡部社長は、県の要請で川口町をくまなく調査していた。 市内の繁華街の被害も熟知していて、案内してくれた。 そして、もっとも激しい被害を出していた 激震地‥‥倒壊率が90%前後にもおよんでいる武道窪と田麦山を案内してくれた。
武道窪は戸数が20数棟程度の小さい町。 しかし、残っていたのは、渡部建設が手掛けたスーパーウォールだけ。 田麦山では約100棟のうち1割程度しか残っていないように感じた。
その範囲で、約20棟のスーパーウォールの現場と、その近くで倒壊していた100棟近い在来木軸の住宅を見たにすぎない。

私は、神戸で多くの通し柱が折れて、瞬時に多くの被害を出したのは当然だと考えていた。 細い柱を平気で使っていた大工や建材店が責任を負わねばならない被害だと、今でも考えている。
これに対して、川口町では多雪地のために4寸から中には5寸もある太い柱を使っている。 簡単に通し柱は折れないはず‥‥。
だが、その太い通し柱が折れて全壊している現場を見て、私は声も出なかった。
その中で、在来の柱に構造用合板の外壁や 野地パネルを現場で組合わせているスーパーウォールだけが、通し柱が折れず、倒壊を免れていた。
この事実を見て、私は 「なぜツーバイフォー工法が地震に強いのか」 と言う 本当の意味を、イヤというほど悟らさせられた。
それまでは、ロス郊外の現場を見て、「1×6材によるスジカイ材による ツーバイフォー工法の普及」 に努めてもいた。 やたらに 構造用合板をほめると、業界はすぐテングになり、構造用合板の値上げを画策するから‥‥。 たしかにスジカイは それなりに強い。 だが、ツーバイフォー協会が行った実験では、スジカイは、同時に 「ドーン」 という大きな音を立てて、Y方向のスジカイだけでなく、X方向のスジカイも、全部が同時に折れた。
つまり、ツーバイフォー工法には通し柱がない。 あるのは集成材の高価な梁ではない。 210とか212という根太材と構造用合板で固められた 強固な床。 つまり、ツーバイフォー工法は、ホンザネ加工をした厚い一体床を、接着剤と併用してクギ打ちをする。 この厚い一体床のダイヤフラムによって、耐震強度が保たれている。
この床のダイヤフラムに、一体壁と野地合板が加わり、ダイヤフラムを より完全なものにしている。 これが、ツーバイフォーの信じられない耐震力になっているのだ。

これを知って以来、私は更にツーバイフォー工法に惚れ直した。
そして、いかなるスジカイも震度4~5の地震には使えるが、震度7の烈震には使えないことが、中越地震で明快になったと考えた。
それにしても、川口町のスーパーウォールは、よく頑張ったと思った。
ところが、倒れなかったスーパーウォールに住む奥さんが、その嘆き節を 聞かせてくれたのには びっくりした。
「確かに、この家は倒れなかった。 しかしあちこちの外壁がズタズタになっている。 それだけではなく、以前はそれなりに気密性能があった。 ところが、この家は一切の気密性が失われた。 前の坂をのぼる車の音で、夜だけではなく昼間もこのとおり悩まされている。 このクレームは一体誰に言えば良いのか? 誰が責任を持って直してくれるのか?」 と。
そこで、私は初めて気密性能の処理の重要さと、その意義を学ばせられた。
そして、トステムはこの中越地震に自信を得たせいか、それから約5年後に、「スーパーストロング構造体」 なるものを売出していることを、最近になって知った。
http://tostem.lixil.co.jp/lineup/kouhou/

私は、トステムが妙見屋からトーヨーサッシに変わるところをよく見てきた。
故潮田健次郎氏が、トステムビバに変更する折にも、いろいろ相談に乗ってきた。 潮田氏か社長や会長をやっている折には、何度となく呼ばれて足を運んだ。 当時の開発担当者とも親しくさせて頂いた。 当然、スーパーウォールの開発も知っていた。
たが、「スーパーストロング構造体」 のことについては、何1つ知らなかった。
洋一郎氏が会長になり、藤森義明社長になられてからは、私などの出る幕は皆無に。
このため、スーパーストロング構造体のことも、ごく最近まで全く知らなかった。
ともかく スーパーストロングは、写真で見る限り204ないしは206の構造体を用いているようで、3×6ないしは3×9尺ものの外壁合板を使用しているらしい。
そして、全棟の耐震性能は、最高等級3相当の強度を持っていることを強調している。
それだけではない。 万が一地震で倒壊した場合は、2000万円まで負担する 「地震保険」 がついている。 もっとも、この地震保険を有効に活用するために、販売店や工務店が制約を受け、2度に及ぶ検査に合格しなければならない。 この制約は当然だと思うが、基礎構造、床・壁・野地構造についての細部仕様が、私は入手出来ないでいる。
どなたか関心がある向きが、各部位の詳細図を入手されて、ヒントを教えていただければとお願いしたい。
なお、最近のスーパーウォールの性能は どのように変わったかについても、担当者に聞いて頂くしかない。 私が知っているのは、古い時代のC値とQ値。 それが、そのまま現代に引き継がれていると考えることはムリ。

なお、中越地震の後に金物工法が開発され、通し柱が折れない在来軸組工法が開発されてきた。
このことに関しては、私は素直に喜んできた。
ところが最近になって、ミサワホームをはじめとした大手住宅メーカーが、すべてこの金物工法に変わったことを知り、複雑な気分になっている。
というのは、金物工法を採用することは非常にベター。
しかし、各社ともに3尺間隔に集成梁を入れたりして、材積がやたらに増え、価格が軒並みに2~3割も高くなってきている。
私が、アメリカなど北米やオセアニア諸国でオープンになっているツーバイフォー工法を、オープンな形で導入したいとシャカリキに運動したのは、日本の在来軸組に比べて北米の住宅価格が、2~3割も安かったから。
その安くなるべく可能性が高いツーバイフォー工法を さておいて、高価な通し柱のある金物工法へ移行しょうとする大手メーカーの根性が許せない。

たしかに、北米では主流は分譲住宅。 中小の住宅業者が土地の値上げて儲けることを拒否して
消費者が入手出来る安い価格で提供してくれている。
第一に、住宅販売に大手メーカーがのさばってくること自体が、欧米では許されていない。

日本の消費者の意識を変革するのは、合理的な中小業者が頑張るしかない。
この基本を、一瞬たりとも消費者が忘れないことが、第一歩かもしれない。


posted by uno2016 at 08:46| Comment(0) | 技術・商品情報 | 更新情報をチェックする
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