2016年01月20日

消費者の方から、私の一条支援に対して手厳しい批判 !!



「unoともあろうものが、一条工務店に対して大変なヨイショをしておきながら、《いまさら一条はベストではなくベターだ》 と言われても、単に責任放棄をしているにすぎないとしか考えられない!!」 とのお叱りのメールを頂きました。
決して言い訳をするつもりはありません。
私は、一条工務店がツーバイフォーの認定を取ったと聞いた時、住宅金融普及協会の枠組壁工法・仕様書に準じて申請しているものと信じていた。
しかし一条工務店は、今まで付き合っていた認定機関の承認と内定を得て、国交省大臣の個別認定を取ったよう‥‥(?) 
特認を取った以上は、メーカーは強い。 大手プレハブメーカーを見れば一目のように、彼らは決して引き下がらない。「悪いのは認定機関の判断ミスで、申請者には何一つ悪い点がない」 と開き直る。 どこかのマンションの、基礎杭と一緒にしてもらっては困る、という態度。

私は、認定機関が枠組壁工法の名で申請した場合は、必ず住宅金融普及協会の仕様書を参考にしてくれるものと盲信していた。
と言うのは、枠組壁工法の場合は、永大産業をはじめ20社近くが最初に大臣を取得していた。 永大産業などは、外壁合板を3枚タテに繫ぐという北米では考えられないバカげた手法で大臣認定を取得していた。
追い詰められたホームビルダー協会は、大臣認定が取得していないと 発言権がない。 このため故杉山先生の指導のもとに 大臣認定を取得した。 しかし、この大臣認定というのは、当時はプラン認定のために、やたらとプランを取得しないと実際には使えない代物。 つまり、必要なプランを取得するために、やたらにカネがかかるシステム。
そこで、仲間の英知を集めて 「オープン化運動」 を起こした。
つまり、「北米でオープン化されているツーバイフォー工法を、如何にも各社が自分が開発したかのように大臣認定を取り、既得権を振り翳しているのはおかしい。 北米でオープンな工法は日本でもオープンであるべき」 という主張を掲げて一大運動。 ついに建設省で 「枠組壁工法」 と命名し、告示という形で日本の法体系の中に一本化された。
その技術体系を裏付けるのが、公庫の標準仕様書だった。 したがって、枠組壁工法と名乗る以上は、公庫の標準仕様書を順守していると考えたとしても不思議ではない。

枠組壁工法がオープン化してから昨年で満40年。
多くの国民の中には、そんな過去の出来事なぞ知らないという人が多くなり、勝手に新しい自己流の 「枠組壁工法」 を名乗る人があっても、認定機関がしっかりガードしてくれているものと私は考えていた。 それが半役人組織の認定機関の仕事。
ところが枠組壁工法以外では、国交省大臣の個別認定を取る場合には、金融普及協会の仕様書に準じなくても良い例が増えていた。 つまり 木軸の金物工法などで、それなりに新しいことを考案して、わざわざカネを払って認定を申請している。「それなりの、新規性があるはずだ」 と確認機関が考えるようになっていたらしい。 そして、ガード役であるべき認定機関が、率先して枠組壁工法でも大臣認定を認めたというのが今回のストーリーのよう(?)

一条工務店の場合の基本姿勢は、次のようなものだったと推測。
「アメリカのツーバイフォー工法は、理論的におかしい点がある。 われわれは、日本伝来の在来木軸工法を守るために大変な苦労を強いられてきた。 そのわれわれの苦労を認めていただき、いくつかの大臣認定を得ている。 今までの大臣認定済みの木軸と、ツーバイフォー工法の両方のメリットを活かしたいと、真剣に考慮した 《2×4の新プレハブ工法》 がこれです」 と。
そのような思いで一条工務店は申請したと推測。 これはどこまでも推測。

つまり、一条工務店の申請者には、最初から 「何とかして認定機関を誤魔化してやろう」 などという考えは一切なかった。
ただ、アメリカのドライウォールの凄さとその実績は一つも理解してはいなかった。 このためにサッシ周りや内部出隅部に在来木軸同様に堂々と端材を使っていた。
それどころか、金融普及協会の仕様書を逆さに読んで、「どこまでも壁ボードが先張りで、天井ボードは後張りでよい」 と言うディテールを各工事業者や消費者に回していた。 ある消費者からその施工図を送っていただき、私は一条工務店の責任者に、「これはとんでもない間違いだ。 早急に全面変更して欲しい」 と口頭で伝達したはず。
いや、ブログなどで取上げ、間接的に伝えただけだったかもしれない‥‥。

しかし、「耐力壁にカウントしていない石膏ボードの外周クギ打ち間隔は200ミリでよい」 という内部通告に関しては、「これで耐震制度5の認定を得ているのだから、外野席からとやかく言われるスジはない」 というのが一条工務店の一貫した態度。
「いくら特認を取っているからと言って、その態度は容認できない」 と言うのが私の一貫した態度。 当然、折り合えがつかない。
ただし、この態度で役所と最後まで戦え、勝利できるかという見通しは、残念ながら最初からなかった。 まず、国交省が枠組壁工法に対する約束事を自ら破った事実が一つ。
もう一つは、現行の建築基準法の耐震性は、何10年に1度という震度6以上の地震に、絶対に耐えなくてはならないとは書いてない。
つまり震度6で倒壊しても、役所がやむを得ないと判断した時は、施工業者は責任を免れるととれる文面‥‥。 でないと、住宅金融支援協会が、あんな在来木軸の基準で絶対に融資をしないはず、と私は本気で考えさせられていた。
つまり、震度7の烈震が来ても、消費者に安心を売るためには、ビルダーが本気で考えねばならないと言っているのは、私の周辺のビルダーだけ。 あとは、国交省がうまく立ち回ってくれると考えている業者ばかり。
あの、住宅における気密性能基準を、世界の先進国の中で唯一無視した国交省。 その国交省が貴方の味方になってくれるとは、私には絶対に考えられない。

こうした予測も出来なかった難問が次々と表面化して、私の対応が遅れたのは事実。
しかし、こんな難問が浮上してくるとは、誰一人として予測できなかったことも事実。
私なりに、最善を尽くしてきたつもり。
だが、私の推薦があったので一条工務店と契約した人はあったろう。 私の行動には 「信じたら前へ出て見る」 という長所と欠点が併存している。 というのは、北海道の仲間から 「unoのホームページには、一条とダイキンのデシカのことしか書いてない」 との皮肉を 2年前に言われたことがある。
言われる通りで、一条工務店の工事の裏にある実態を知らずに、一方的にヨイショをした。 またデシカでは、ある人物の希望的観測価格を信じて、ヨイショしたのは事実。 ただし、私は1銭の利益も受けてはいない。 この先行意慾は、元ジャーナリストの悪癖かもしれない。
そして、何人かの仲間と息子に一条のツーバイフォーを買わせたし、知らない人にデシカを買わせたのは事実。

私の息子は、理系で住宅の性能に関しては人一倍ウルサ型。
それが一条工務店のツーバイフォー住宅に住んでいて、私にはそれほど文句を言ったことがない。
「何しろ、価格で性能が買えた一条住宅。 父が言う通りの換気などの欠点が最初から目立っていた。 しかし、幼い2人の子供が居てうるさいのに、近所からは 《声を一度も聞いたことがない。本当に元気しているの?》 と言われるし、トリプルガラスはほとんど結露がなくて母親も満足しているみたい」 と、それほど悪くはない評価。
私自身がもう少し体験して見るべきだろうが、こうした声を聞いていたので、「一条工務店のツーバイフォーは、ベストではないけれどもベターかもしれない‥‥」 と書いた。
決して、思い付きを書いたのではないことだけは、ご理解いただきたい。




posted by uno2016 at 13:30| Comment(0) | 技術・商品情報 | 更新情報をチェックする
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