どうも、私の多読癖は直らない。
この20日間に、「なんと8冊もの外国人が書いた本を読まされた」。 この 「読まされた」 という表現は正しくない。 「私が意識的に図書館から借りてきた」 と言うべきだろう。
この8冊の本のとは、●外国人がムッとするヤバイしぐさ ジャニカ・サウスウィック・晴山陽一共著 (青春新書)。 ●美食と嘘とニューヨーク ジェシカ・トム著・小西敦子訳 (河出書房新社) ●コンピューターに記憶を与えた男 ジェーン・スマイリー著・日暮雅通訳 (河出書房新社) ● 黒い司法 ブライアン・ステーヴンソン著・宮崎真紀訳 (亜紀書房) ●ゼロ・ウェスト・ホーム ベア・ジョンソン著・服部雄一郎訳 (河出書房新社) ●脳はなぜ都合よく記憶するのか ジュリアン・ショー著・服部由美訳 (講談社) ●心をひらく・松下幸之助伝 ジェームス・スキナー著・柴田博人監修 (PHP) ●はらわたが煮えくりかえる ジェーシー・プリンツ著・源河亨訳 (剄草書房)
この中に紹介済みのモノが2冊だけある。 ご存知のとおり●コンピューターに記憶を与えた男と●ゼロ・ウェスト・ホームの2冊だけ。 私個人としては、あと3冊は紹介しても良いとは考えている。 具体的には、●美食と嘘とニューヨーク、●黒い司法、●脳はなぜ都合よく記憶するのか、の3冊。
しかし、紹介するとなると、私自身がよくその本をマスターしていなければ、紹介などは出来ない。 この3冊に対しては、内容的の理解度には自信がない。
たしかに、紹介したコンピューター関係の本は、私には難しすぎた。 いずれにしろ、私の守備範囲を越脱している。 しかし、読んでいて楽しかった。
それは、翻訳が良かったからだと思う。
たが、最近はあまりにも下手な翻訳が目につきすぎる。 どう考えても、これが 「日本語」 だと考えられないモノが横行している。
私のような語学音痴には、翻訳のうまい下手などを言う資格はない。 そのことは十分に理解しているつもり。
分らないと思われるだろうが、読んでいてゴツゴツしている翻訳が多くぶつかる。 そのいずれもが日本語を無視しているように感じてならない。
具体例を挙げると、上記の 「はらわたが煮いくりかえる」。
もちろんこの本は哲学関係の書で、やたらに難しい言葉が並んでいる。
同商品の内容紹介を見ると、私にはチンプンカンプン。
商品の説明。 (内容は「BOOK」のデータベースよりで、以下のように書かれている)
怒り、悲しみ、喜びといった情動 (emotion) を心理学・認知科学・脳神経科学・文化人類
学・生物学といった多分の知見を用いながら、身体反応の知覚として位置づける。 情動研
究としては必ずしも主流派閥とは言えない。 身体の知覚説をどう擁護するのか。 伝統的
なイギリス経験論の見解を、現代の認知科学を使って復活させる 「認知経験論」 の試み。
これを読んで、貴方はどれだけのことが分ったのだろうか?
私には、さっぱり意味が理解出来なかった。
これが、私1人のことだと、「あの馬鹿野郎が…」で済むかも知れない。 しかし、「何を言わんとしているのか‥‥」 という気持ちになった人が多ければ多いほど、問題ではないだろうか。
ともかく、世の中には理解できないことが、多すぎる‥‥。